【書籍レビュー】「地方でクリエイティブな仕事をする」を読んでよかった!

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書籍「地方でクリエイティブな仕事をする」 仕事

こんにちは。旭ちゃんです。

さて,仕事,育児と時間がないけれど,仕事帰りの途中にある図書館に5分だけ寄って,気になった本を借りて読むようにしています。

自分の仕事に興味が持てないので,つい転職関係の本を手に取ってしまいます(笑)いろいろな働き方やノウハウを知ることで,少し前向きになれるのです。

素晴らしい本に出会ったので,紹介したいと思います!

地方でクリエイティブな仕事をする―小さく始める開業&マーケティング術

本のタイトル「地方でクリエイティブな仕事をする―小さく始める開業&マーケティング術

開いた1ページ目。

仕事きらいですか?

もう,,心に刺さって,これは読まなければ!と思いました。

概要

雇われフォトグラファーだった著者が,地方に移住して,自分の価値観を追求した写真館をオープンします。写真館は古民家をリノベーションし,地域とのつながりを重視しながら,今までの写真館になかったようなさまざまな取り組みを行っています。そこに至るまでの苦労,地方での開業のメリット,開業の手順,広報戦略などについて,丁寧に紹介されています。

  • 笠原 徹 著
  • 定価1,760円 (税込)
  • ISBNコード9784768313428
  • 発行日2020/05
  • 出版玄光社
  • 判型/頁数四六判 206ページ

読んでみた感想

本のタイトルの「クリエイティブ」って聞くと,なんとなく,アーティスティックな,ちょっと人とは違うような,高飛車な本かなーと思っていましたが,まったくそんなことはありませんでした!!

むしろ逆です。

さまざまな失敗や回り道をしながらも,自分の目指す形にたどり着いた経緯が書かれてあり,私のような一般人でも共感できるような部分がたくさんあります。また,開業までにやるべきことが詳細に書かれてあるので,開業したいけど何からやったらいいかわからない人にも大変参考になる内容になっています。

専門書と違うので,理念的な話ばかりではなく,体験に基づく話,コツなども書かれていて,とっつきやすい内容になっています。マーケティングについては,”著書の場合はこうだった”という具体的な内容が書かれているので,初心者でもイメージしやすいです。

自分が「やりたい」「これがいい」と考えたものをカタチにしていくこと。そして,自分の提供する形でお客様から評価されること。さらに自分が活動を続けていくための対価を得ること。

これが著者の仕事への思いです。

私が一番共感した部分です!

内容の一部紹介

以下,ごく一部の内容を紹介したいと思います。

都会と地方の比較

住居は安く,競合他社も少ないといった,地方の利点。また,仕事のニーズが,都会では細分化されているのと比べて,地方では,一般の記念撮影から企業の広告,行政サービスなど幅広く,一貫して携われるということも利点だと書いてあります。

マーケティング

マーケティングと聞くと難しそうですが,まったくの素人でも整理しやすい内容になっています。

たとえば,自分自身を知る方法として,「誰に」「どこで」「何によって」「どのタイミングで」「お客様をどんな表情にしたいのか?」「それによって自分はどんな満足を得られるのか?」を書き出してみること,また,事業の理念を建てる方法として,「何を達成するために事業を行うのか?」「事業を行うにあたり,何を大切にしたいのか?」を整理すること,などが紹介されています。

自分に当てはめて考えてみると,目標がはっきりしてきそうです!

SWOT分析

事業を新しく考える際の戦略立案・課題発見を行うフレームワークと呼ばれるもので,「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」を整理するというものが紹介されています。

いずれも,「著者の場合はこうだった」と書かれているので,イメージしやすいことがこの本の読みやすさです。

開業の準備

開業場所,契約・届出関係,屋号,・・・など,開業準備に実際に必要なものがリストアップされています。ホームページに必要なコンテンツに至るまで,丁寧に紹介されていて,とても参考になります。

大事なのがお金の工面。何にいくらかかったのか,初期の資金調達と補助金の申請などについても紹介されています。

そのほか,広報戦略,スタッフの雇用についても書かれています。

まとめ

いかがでしょうか。

仕事嫌い!自分の好きなことやりたい!と思っている人は,ぜひ手に取ってみてほしいです。

自分の好きなこと,やりたいことを仕事にするのは理想ですが,この本を読むと,著書の苦労の体験から,現実の厳しさを学ぶことができます。一方で,こうやればいいんだ!とか,自分でもできそうだ!という第一歩につながるかと思います。また,今の仕事に対しても,こうやったら自分の得意分野を活かせるかな?とか,前向きな気持ちにもさせてくれます。

自分の仕事を見つめなおすチャンスです。

それでは!

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